35歳からの手探り妊活から初めての出産

35歳から始めた妊活から出産の記録です。低AMH発覚で焦ってます。

出産の記録⑤ 帝王切開

こんにちは、はるよこいです。

 

 

いよいよ手術室へ向かいます。

手術着に着替えて、歩いて助産師さんたちと向かいました。

オペ室担当の看護師さんたちに引き渡されて、自分で手術台へ上がります。

 

この時の心境はよく覚えてません。

とにかく急に決まって、拒否することもできないので、言われるがままになってました。

手術なんて人生で初めてだし、全くよく分からない、ふわふわした気持ちでした。

 

 

背中に麻酔を打つため、手術台で丸くなるように言われました。

これは、帝王切開の出産レポートで見たやつだ、とぼんやり思いながらできるだけ丸くなります。

この時、高血圧のせいか私、おなかと背中も?むくんでたみたいで、先生が背中の麻酔を入れるところを探すのにけっこう時間かかってました。

丸くなって看護師さんに押さえられてるのが地味につらかったです。

最初に麻酔の痛みをなくすため、歯医者さんのような麻酔を入れると説明されました。

背中に刺されたこれがけっこう痛くてテンション下がりました。

その次に入れられた下半身の麻酔はそんなに痛くなかったです。

 

 

下半身が温かくなってくる、と先生に言われた通りじわーっと足の方から温かくなってきました。

その間にサクサク尿道カテーテルを入れられました。

これは麻酔が効いてたようでほとんど感覚はなかったです。

 

 

先生が保冷剤みたいなものを体のいろいろなところに当てながら、「ここは冷たい?」と聞いてきます。

これを感じたら麻酔効いてないってことだ!と思い、必死に感覚を研ぎ澄ませました。

が、正直よく分からなくなってしまったので、それを伝えると手術台の足のほうを高くして、麻酔が回るようしてくれました。

麻酔が上の方に回ってきたのか冷たいのを感じなくなりました。

最後に、先生が「これ痛い?」と言うので、「痛くないです」と答えると、「思い切りつねってるよ」とのことでした。

そうなんだ…全然感じなかった!

 

 

目の前に緑の布がかけられて、いよいよ手術が始まります。

あ、ちなみに手術台では裸です。

自分からは見えないけど、めちゃくちゃマヌケな姿だったんだろうな…

切られる感覚が分かったら嫌だなぁ、と思って、自分の体以外に集中するようにしてました。

天井のライト、高そうだなぁ。とか、けっこう先生たち雑談しながらやってるんだなぁ。とか。

本当に手術に関係ないこととかいろいろ話してました。

 

 

頭の方にいた看護師さんが、たまに「大丈夫ですよー」とか励ましてくれます。

何分経ったか分かりませんが、しばらくして、「赤ちゃんそろそろ出ます」と先生が。

「頭が大きい」という声が聞こえます。

そして、おなかが何回か押されました。

けっこうしっかりめに何回も押されて、「ぐっ」とか声出ちゃった気がします。

でも、押されてる感はあるけど、苦しいとか痛いとかはなかったです。

 

 

そんな中、急に赤ちゃんの産声が聞こえました。

思ったより元気よく、ずっと泣いているその声を初めて聞いた時、自然と涙が出ました。

すぐに赤ちゃん担当の看護師さんに処置をされているようで、よく見えませんが、

産まれてからはずっと赤ちゃんのいる方向を見ていました。

看護師さんが、「赤ちゃん元気ですよ!産まれたからね!」とかいろいろ声をかけてくれました。

 

赤ちゃんが産まれて泣いた瞬間、ホッとして、手術が終わったような気持ちでした。

それからも引き続き私の処置は続いてますが、おなか開いてるとか考えるのが怖すぎて、ずっと赤ちゃんのほうを見てました。

 

 

赤ちゃんが別の部屋に連れて行かれる前に、私の顔の隣に連れて来てくれました。

目をしっかりつぶった赤ちゃんは、想像していたよりずーっとかわいい顔をしていてびっくりしました。

(もっと宇宙人みたいなのを想像してた)

 

 

看護師さんが思ったよりたくさんの赤ちゃんの写真や私とのツーショットを撮ってくれました!

でも、私のすっぴんはひどかった…

コロナ禍でマスクの上から酸素マスクしてたから半分以上隠れてて逆によかったかもしれません。

 

赤ちゃんが連れて行かれてからはひたすらぼーっとして手術が終わるのを待ちました。

麻酔ってすごいです。

何が起こってるか全く分かりませんでした。